2017年6月5日月曜日

ゲーム理論~AA小泉

小泉ブログ

こんにちは!
大学3年生の小泉純也です。
久しぶりにブログを投稿します!

今回の内容は、私が最近見た映画「ビューティフル・マインド」です。
主人公のジョン・ナッシュはゲーム理論の研究者で、後にノーベル賞を獲得します。
しかし、統合失調症に侵されてしまい、壮絶な人生を送りました。

ナッシュが研究したゲーム理論とは、
数人が戦略をいくつか持ち、その各戦略から得られる利益から、各人の意思決定を分析する学問です。
※ゲーム理論に興味が無い方は読み飛ばしてください。


ジョン・ナッシュは個人行動とグループの利益の研究をしました。
上表の例で行くと、囚人A、Bは“黙秘”と“自白”という戦略を持ちます。
その結果受ける懲役の長さが表に書いてあります。

囚人Aの気持ちになって考えた時、囚人Bが“黙秘”・“自白”のどちらを選択したとしても、囚人Aは“自白”を選んだ方が懲役を短くすることができます。

例)囚人Bが“黙秘”→囚人Aが“黙秘”→囚人Aは懲役1
          →囚人Aが“自白”→囚人Aは釈放(懲役なし)

  そのため、囚人Aは“自白“を選びます。

   囚人Bも同じ気持ちになるため、“自白”を選びます。

その結果、囚人A,Bはお互い“自白”を選ぶため、お互いに懲役5年になります。
しかし、お互いに“黙秘”をした場合はお互いに懲役1年になるのです!!!!!

※ここから、また読んでください。
つまり、ジョン・ナッシュが発見したことは
「個人が自分の利益だけを求めると、結果的に自分を含めたメンバーの利益が減る。
そのため、集団のためを思って行動をした方が自分を含めたメンバーが得になる」
ということです。
このことは特別なことではなく、日常にありふれていることだと思います。
部活や委員会、バイトなどチームで行動する際、チームメンバーと助け合い結果的にチーム全体で多くの喜びを感じたことはありませんか?
この現象をジョン・ナッシュは数学的に解き明かしたのです!

この現象は、私たちが携わっている大学受験においても同じことが言えると思います。
受験本番は自分一人で受ける個人戦かもしれませんが、
それまでの勉強過程では、友達・学校の先生・担当アドバイザー・アシスタントアドバイザーなどの多くのメンバーと行動します。
そのため、私たちAAは生徒を含めたチームに貢献するように頑張っています。
これを読んで頂いた河合塾マナビス二俣川校に関わる皆様が、
春に卒業生が笑顔になることを目指して、協力し合えることを祈ります。