2017年7月10日月曜日

勝手に的中する予言?~AA兼頭

 どうもこんにちは!AAの兼頭です!

最近ブログで、小泉先生がマジメな面白いことを書いているので自分もあやかってみようと思います!

 みなさんは予言や予測が、勝手に当たったり、勝手に外れたりすることがある、という話を聞いたことがありますか?
 有名なたとえは「銀行が破たんする」という予言(うわさ?)で実際に銀行が破たんしてしまう例でしょう。
 1973年に信用金庫が倒産するらしいと大騒ぎになった豊川信用金庫事件の発端は、電車の中で女子高生が冗談交じりに「信用金庫はあぶないよ」と言ったことだとされています。
 こうした「信用金庫はあぶない」のような、実際はどうかわからない予言が、それを聞いた人たちを動かして実際のものにしてしまう、という現象を社会学者のマートンは「予言の自己実現」と呼びました。
 一方で、予言が自分自身の首を絞めてしまうこともあります。たとえば、「石油はあと〇〇年で枯渇する」というやつです。1970年代の予測では、2000年代にはとっくに石油は枯れてしまうだろう、と言われていました。ところが、この予言のおかげで、採掘や探査の技術が発達し、石油価格は高騰、省資源の思想が広まるなど、現在でも石油は採れ続けています。
 このように予言のおかげで人間がそれに抗う行動をとって、結果的に予言が外れてしまう現象を、「予言の自己破壊」と呼びます。

 ここで大切なことは、このような予言は必ずしも未来を確定させるわけではない、という点です。何十年も前から地球温暖化は予言されていましたが、未だに食い止められていません。つまり、予言を実現させるも破滅させるも、人間の努力次第、という面もあるわけです。
 というわけで、「このままだと落ちるよ」であるとか、「このプラン通りにがんばれば受かるよ」という予言を成就させるか自滅させるか、というのはあなたの努力次第!!!
という面もあるよってことで今日のブログはおしまいにします。
 最後までお読みいただきましてありがとうございました。